e-Travelとは？
e-Travelとは、電子版入出国カードのようなものです。フィリピン政府は2022年12月から、e-Travelを導入しました。
現在、フィリピンへ入国する際はこのe-Travelの登録が必須となってます。今回は、e-Travalの入力方法について解説します。
※2023年4月15日以降、出国時にも登録が必要となりました(フィリピン大使館ページ)。
登録手順①（基本情報登録）
1.e-Teavelの公式サイトにアクセス
上記参考記事からe-Travelのサイトにアクセス可能です（登録方法は、アプリをダウンロード、Webサイトで行うの２パターンあります）
※本サイトではアプリでの登録手順を紹介します
2.アプリを画面開く
ホーム画面の下部に表示される「青のIDアイコン」「Verify Now」をクリック
3.登録画面
必要な情報を入力してゆきます
・Ctizenship:市民権(日本国籍で日本に住んでる方はJapanです）
・First Name:名
・Middle Name:ミドルネーム
・Suffix:名前に「〇〇.Jr」などがある場合は選択します
・I have no middle name:ミドルネームがない方はチェックを入れます
・Last Name:姓
・Birthdate(mm/dd/yyyy):誕生日（月/日/年）
・電話番号：日本の電話番号の場合「JP」を選択し電話番号を入力します
・性別：Male(男性), Female(女性)
4.住所登録
現在の住居を入力します
Country:国
Complete Address:住所
英語で記入する際の入力順番：マンションの名前・部屋番号→番地→市町村→都道府県→郵便番号→国名（それぞれの項目はカンマで区切ります））
[住所入力例]
日本：〒000-0000 東京都品川区東1-1-1 409号室
English：409,1-1-1,Higashi,Shinagawa,Tokyo 000-0000,Japan
5.パスポート写真の登録
パスポートの写真を撮ります。下記の画面の「Caputure your passport」をクリックすると、撮影画面に遷ります
6.パスポート情報の登録
パスポートの情報を記入します
下記項目をパスポートを確認しながら入力します。
Passport Number:旅券番号（パスポート番号）
Date of Expiry:有効期間満了日（パスポートが使えなくなる日）
Issued Date:発行年月日（パスポート発行した日付）
Issuing State:発行国（パスポート発行した国）
7.顔写真の登録
顔写真を撮ります
・blink, look left, look rightなどの表示される指示に従いながら顔写真を撮ります（取り直し可能です）
※下記は撮影時の注意点です。
・帽子は被らない
・眼鏡は外す
・フィルターはつけない
・画面に表示される円の中に顔が収まるように映す
・明るい場所で撮影を行う
・宗教上、ヒジャブを身に着けている方は着用した状態で撮影可能
8.登録完了
最大７営業日で登録した情報が承認されます（アプリでの事前登録を行う際は、渡航日前に余裕をもって登録することをお勧めします）
登録が完了したら、上記のQRコードが表示された画面が表示されます。
この画面を下にスクロールし、「For Customs Online Declaration, CLICK HERE」クリックして税関申告を行います。登録方法は、「登録手順②（税関申告）」で説明します。
登録手順②（税関申告）
1.「For Customs Online Declaration, CLICK HERE」クリックして下記のように長文の画面が表示された方は税関申請を行ってゆきます。持ち込み制限などが記載されています（不安な方は翻訳アプリを使用し確認をおすすめします）
上記のようにチェックを入れて「Continue」をクリックすると詳細情報を記入する画面に遷移します。
まずは旅行者のパスポート・旅客便の情報などを記載してゆきます
Passport issued country:パスポートを発行した国
Passport issued date(MM/DD/YYYY):パスポートを発行した日
Country of origin:出発国
Date of departure:出発日
Country of transit:トランジット国（目的地までに経由地がある場合は記載します）
Port of transit:トランジットするために訪れる空港
Date of transit:トランジットする日
Country of Destination:到着国（目的地）
Port of Destination:到着空港
Date of arrival(MM/DD/YYYY):到着日
Traveler Type:旅行者の種類（飛行機で来る場合「AIRCRAFT PASSENGER」）
Purpose of Travel:旅行の目的
Flight Number:飛行便の番号（ご自身が到着空港までに乗った飛行機の番号）
Accompanied family member:一緒に旅行する家族
Below 18 yrs.old:18歳未満（18歳未満の家族と旅行する場合は人数を記載します）
18 yrs.old and above:18歳以上（18歳以上の家族と旅行する場合は人数を記載します）
First time visiting Philippines?:フィリピンを訪れるのは初めてか（初めての場合はYESを選択します。）
No. of Baggage:荷物の数（旅行に持っていく荷物の数を記載します）
Checked-in (pcs):預け荷物の数（個）
Hand-carried(pcs):手荷物の数（個）
２.次に、一般税関についての記載です。
Total Amount of goods purchased amd/or acquired abroad?：海外で購入または取得した商品の総額（海外で何かしら購入している場合は記入します。購入している場合は、まず購入時の通貨をフィリピンペソかUSドルから選択します。そして、Amountに購入金額の総額を記入します）
１）Philippine Currency and/or any Philippine Monetary Instrument in excess of PhP50,000.00,,,,：50,000.00ペソを超えるフィリピンペソ、通貨書（小切手、手形など）がある場合はYESをチェックします。（YESの場合、入国時に到着ロビーにある税関窓口にてフィリピン中央銀行の事前承認書の原本を提出する必要があります）
２）Foreign Currency and/or Foreign Monetary Instrument in excess of USD 10,000.00 or its equivalent：10,000米ドルを超える外貨および/または外貨建て金融商品、またはその等価物（YESの場合、入国時に到着ロビーにある税関窓口にて「外貨及びその他の外貨建無記名式金融商品申告書」に必要事項記入する必要があります。）
3)Gambling Paraphernalia：ギャンブル関連の用品を持ち込む（Yesの場合、フィリピン・アミューズメント・アンド・ゲーミング・コーポレーション（Philippine Amusement and Gaming Corporation）の輸入許可証を事前に提出する必要があります）
４）Cosmetics, skin care products, food supplements and medicines in excess of quantities for personal use：個人使用量を超える化粧品、スキンケア製品、食品サプリメント、医薬品(食品医薬品局からの輸入許可証を事前に提出する必要があります)
5)Dangerous drugs such as morphine,,,：モルヒネ、マリファナ、アヘン、ポピー、合成麻薬などの危険ドラッグ（Yesの場合、フィリピン麻薬取締局からの許可証を提出する必要があります）
6)Firearms, ammunitions and explosives：銃器、弾薬、爆発物（Yesの場合、フィリピン国家警察の銃器火薬類事務局の輸入許可証を提出する必要があります。）
7)Alcohol and/or tabacco products in commercial quantities：商業量のアルコールとたばこを持ち込む場合はYesを選択します
8)Foodstuff(s), fruit(s), vegetable(s), live animal(s),,,：食べ物、野菜、生きた動物、水産物、植物などの製品・副産品の持ち込み（Yesの場合、植物検疫局／獣医検疫局の輸入許可書／許可証を提出する必要があります）
9)Moblie phones, hand-held radios and,,,：携帯電話、携帯式通信機器などガジェットについて個人使用量以上を持ち込む場合はYesを選択します
10)Cremains (human ashes), human organs or tissues：火葬骨（遺灰）、人間の臓器または組織の持ち込み(Yesの場合は、免疫局からの許可が必要です)
11)Jewelry, gold, precious metals or gems：宝飾品、金、貴金属、宝石の持ち込み（Yesの場合は列記します）
12)Other goods, not mentioned above：上記に記載していないその他のもの（申告が必要なものがある場合は記載します）
税関申請のために必要な書類がある場合は、上記の「Take a photo or upload image」に写真をアップロードします
申請内容に間違えがない場合は「Signature」の枠にサインをします。
そして、「Submit」ボタンの上にあるチェックボックスにチェックを入れたうえで「Submit」ボタンを押下すると下記の画面となります。（※記入内容を確認したい場合は、「Previous」ボタンを押下すると前の画面に戻ることができます））
必要な時にアプリケーションが開けなくなった時のために「Download」しておくとよいと思います。これで申請は以上となります。
まとめ
上記の申請例の通り、申請のための記載項目は多いので時間に余裕をもって申請を行うと安心だと思います。フィリピン以外にも、旅行情報について記事をまとめていますので、ぜひのぞいてみてください。